SACD

平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲 曽根麻矢子(チェンバロ)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AVCL25176
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

曽根麻矢子
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(全曲)

バッハの『平均律クラヴィーア曲集』は、ベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタと並んで『鍵盤楽器奏者の聖書』とも呼ばれます。第1巻の冒頭を飾る優美なプレリュードは、後にフランスの作曲家グノーが編曲した『アヴェ・マリア』のメロディとして世界中で親しまれています。24の長調・短調すべての表現の可能性を探るように書かれたプレリュードとフーガのセットは、プレリュードの自由な即興性とフーガの堅牢な構築性によって聴く人に充実した印象を残します。音楽の質・量ともに、まさに『記念碑的』。ショパンやショスタコーヴィチの『24のプレリュード』のように、バッハに影響を受けて生み出された作品の多さが、バッハ作品自体の偉大さを雄弁に証言しています。

曽根麻矢子は、早くから欧州で活躍。スコット・ロスやスキップ・センペといった、テンペラメント豊かな演奏家達の薫陶を受け、生彩に富んで華やかな演奏に定評があります。近年は、浜離宮朝日ホールを舞台に、全12回、6年をかけたバッハ:チェンバロ作品連続演奏会を進めるなど、バッハに集中して取り組んでいます。その成果がここに見事に結実しました。更にプロデューサーにセンペを迎えたことが刺激となり、完成度の追求に加えて、1曲毎のキャラクターが見事に描き分けられています。

使用された楽器は、ドレスデンの宮廷音楽家兼楽器製作者だたゴットフリ−ト・グレープナーが生涯最後の1739年に製作した楽器をモデルに、デイヴィッド・レイが製作したもの。パリ音楽院が所有していますが、この録音のために特別に貸し出されました。日本では見たことが無いほど巨大な筐体の共鳴と長い低音弦から生まれる重厚なサウンドが、特にフーガにおける和声進行を強烈に印象づけます。

アルファ、アンブロワーズ、ヴァージンなどのレーベルで活躍するエンジニア、アレッサンドラ・ギャルロンによる鮮明な録音も聴きどころです。ステレオは無指向性マイク2本だけ、マルチチャンネルは同4本のみとシンプルなセッティングで、楽器本来の力強いサウンドと、録音会場の豊かな響きを捉えています。(エイベックス)

・バッハ:平均律クラヴィーア曲集
(適切に調律された鍵盤楽器のための、24の調性によるプレリュードとフーガ)
 第1巻 BWV846〜869
 曽根麻矢子(チェンバロ)
 録音時期:2007年2月27日〜3月3日
 録音場所: パリ、ノートル・ダム・ド・ボン・スクール病院礼拝堂
 SACD Hybrid

内容詳細

曽根は浜離宮朝日ホールでのバッハの連続演奏会の録音をリリースしているが、当盤はパリ音楽院秘蔵のチェンバロを使用したパリでのセッション録音。東京での実演に比べると荘厳さが増した印象。一曲一曲のカラーが際立ち、ドラマティックかつ濃厚に響いている。★(直)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

総合評価

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明るく前向きで「しあわせ感」溢れるバッハで...

投稿日:2013/02/23 (土)

明るく前向きで「しあわせ感」溢れるバッハである。 これはおそらく演奏者自身の人格からくるものであろうが、それを包み隠さず率直に表現しきっているところが素晴らしい。 秀逸なスタッフと楽器を得たことも幸いだったように思う。 こういう音楽を聴かされるとつくづく音楽は「演奏者のものである」ということを思い知らされる。先ずは演奏者が楽しまないと始まらない。聴き手はそのおすそ分けをもらっているにすぎないが、それで十分満足である。クラシック音楽の演奏でも「もったいぶるのはもったいない」と感じさせらる。ぶっちゃけのライナーノーツも愉快だ。 待望される第2巻が出てこないのは何故か? それほどこの第一巻の誕生が奇跡的なものだったのかもしれない。

ニュートン さん | 兵庫県 | 不明

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SACD2chでの試聴。日本を代表するアキュフ...

投稿日:2012/07/20 (金)

SACD2chでの試聴。日本を代表するアキュフェーズのオーディオフェアブースで、 「SACDの録音の良さを感じるならこれです」と推薦された高音質録音です。このSACDをかけると、チェンバロと(録音された)教会の響きで部屋が満ちあふれます。オーディオファン必聴!ライナーノーツを読むと、録音も、演奏者の意図に沿うよう、手間暇掛けて行われた様子で、のびのびした、バッハ演奏を満喫できます。

かくとしらじ さん | 愛知県 | 不明

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これはとにかく素晴らしいです。演奏は第一...

投稿日:2011/02/24 (木)

これはとにかく素晴らしいです。演奏は第一級。各曲のテンポ感が素晴らしいし、わざとらしさが無く、しかも退屈しないので、全曲がとても短く感じてしまうほど、一気に聴けます。ここまで自然体に演奏できるようになるまでにどれだけの研鑽があったのでしょうか。そして録音も素晴らしい。SACDで聴いているとまるでそのホールで正面で聴いているような感覚にとらわれること間違いなしです。弦をはじく音が生々しく聞えるのに上から音が降ってくるような立体感は、今までに聴いたことがありませんでした。曽根さんのバッハはどれも素晴らしく、イタリア協奏曲のディスクでも同じように至福の響きが楽しめます。大事に聴きたい一枚です。

1stホルン さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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