曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

夫婦生活

2015年11月05日

みなさま、
こんにちは!

今週も晴れが続き、
野菜が安くなってきたような!
ちょっと前までは
葉物が高かったので、
助かります。

さて、今回は
不妊とは切っても切れない性の話。

なかなか人には話せないのですが、
性は不妊の核でもあります。
悩まれている方は多いと思います。

以前は治療を始めると、
だんだんコミュニケーションとしての
夫婦生活(セックス)が減ってしまった、
性欲がなくなった、
などがあり、
双方がそのような気持ちならいいのですが、
片方がその気持ちになってしまい、
もう片方が夫婦生活を求めていると、
問題が発生、
というパターンが多かったように思います。

今は、どちらかというと、
未完成婚、
つまりセックスがない、もしくはできないまま
結婚生活を送ることが増えて、
でも子供が欲しいので
不妊クリニックにはくるけれど、
自然に授かるはずなのに、
医療の手を借りることに抵抗を感じる、
という問題が増えているように思います。

どちらにしても、
男性と女性の気持ちが
異なることが多く、
お互いがその違いを知ったうえで、
受け入れていくことが必要ではありますが、
内容が繊細なだけに、
なかなかうまく説明できなかったり、
相手を傷つけまいと、
本当のところを言えなかったり。

とても難しいです。

子供さえできれば解決!
と思いがちですが、
そうとも限りません。
人によっては「自然ではなく」
生まれてきたお子さんをみるたびに、
自分たちの性生活を思い起こされるからです。

性生活を健康なものにするためには
泌尿器科で薬の処方や
セックスカウンセリングで
実践的な恢復を目指すことはできます。
ただ、そこに行くまでも勇気がいりますよね。

不妊はどうしても暗~いイメージがつきまといます。
その一つにこの性という、
とてもプライベートな話を
第三者に言わざる得ない部分があるからですが、
でも、この性は
命の根源でもあります。

今、ここで考えないようにしよう、
という選択肢も選ぶことはできますが、
意を決して
夫婦の性について
ぎくしゃくしていることがあるのなら、
見つめてみたり、
話し合うことができれば、
何か変わるかもしれません。