シゴト体験×人事~会社を好きな気持ちがあるから、人事ができる~

ジョブラボ「シゴト体験×人事」〜採用の設計から実践まで〜

人事と聞いて、「面接にいる、こわい人…」という印象の人もいるのではないでしょうか。某IT企業にて採用人事を担当する安東暁史さんをゲストにお招きし、人事について考えていきます。

まずは人事の仕事内容についてお話。
人事は採用の他にも、自社をより良くするための制度設計や、
社員の教育、評価などを行っています。

安東さんから人事について学んだ後は、
実際に居酒屋の採用担当になったつもりで、
グループごとに人事のシゴト体験!
まずは担当する店舗の資料や、ジョブラボが用意した架空の履歴書をもとに、
人材採用の戦略を立てていきます。

どんな人材が必要か…お店の強みは…

戦略が固まったら、求人誌などを参考にしながら
求める人材が来たくなるような求人広告を作成していきます。

次に、面接する人を選出するのですが、
本当の採用担当のように、みなさん真剣に自社について考え
「お店で活躍できる人は誰なのか」と、履歴書を見比べています。

グループごとに完成した求人広告のプレゼンタイム!
それぞれ店舗の規模や特徴が違うため、
グループごとに広告へ押し出すポイントやターゲティングにも違いが見られました。

そして、採用面接 体験!面接では限られた時間の中で、
応募者がどのような人か、働く上で何を求めるのかを聞きだしながら、
採用しても辞退されないよう、自社の魅力付けをしてアピールする必要があります。
能力を見抜くような質問をすることも重要です。

面接の結果をジョブラボ代表のお二人から発表。
なかなか裏まで見抜くような質問は難しかったようですが、
最終的には無事どのグループも応募人数の定員まで採用することが出来ました。

そもそも、「ヒト」がいなければ会社は成り立たない。
安東さんは会社の資源として「ヒト・モノ・カネ・情報」があるとした上で、
「ヒト」、つまり誰を採用するかはとても大事なことだと言います。

また、採用する際には「必要な人材」という観点だけでなく、
就職は人の「人生」に関わることなので
その人の「人生」についても考えて採用しているそう。

学生である私は「面接」と言えば、
自分の事だけを考え「採用してもらうこと」に必死でした。
しかし、今回、人事の方は会社の事を真剣に考えに考えた上で、
採用活動を行っていることを知りました。

「会社を好きな気持ちがあるから、人事ができる」
この言葉にその真剣さや、人事への熱意が感じられるように思います。